春は一年を通して、高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わる時期です。この気圧の変動により、交感神経が優位(緊張状態)になりやすく、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
- 朝起きてからも身体がだるい
- 花粉症で、外に出るのがおっくう
- 鼻詰まりやくしゃみで、夜眠れない
- 日中は体が重くて、やる気が出ない
- 頭痛がひどいと、動けないほど辛い
普段、私たちの身体は自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスをとりながら、働きを調節してくれています。
このバランスが乱れることで、上記のような症状を感じている方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、春の不調がなぜ起こりやすいのか、その原因と普段からできる予防についてお伝えしていきます。
春に自律神経が乱れる原因は?
自律神経の乱れを感じる原因は3つあります。1つ目は寒暖差や気圧の変動、2つ目は4月から始まる新生活などのライフスタイルの変化、3つ目は花粉症が挙げられます。
①寒暖差、気圧の変動

この時期は日中は暖かく、夜は冷え込んだりと寒暖差が激しいです。それに加えて、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる影響で人の身体はストレスを感じ、交感神経が刺激されます(身体が緊張して硬くなる)。これにより血管が収縮・拡張を繰り返すことで、身体の負担が増えていき、交感神経・副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。低気圧だと身体の内側からの圧力が増し、高気圧だと身体の外側からの圧力がかかるので、常に身体が緊張して副交感神経が働きづらくなります。
②生活リズムの変化

この時期は、新生活が始まる方も多く進学・卒業・就職や転職などライフイベントが盛りだくさんです。新しいことへの楽しみもあれば、緊張が続きストレスを感じることも多いのではないでしょうか?
日照時間も冬に比べて長くなるため、朝なかなか起きられない、ついつい夜更かしをしてしまうなど、睡眠の時間も不規則になりがちですね。睡眠不足により、寝ている間の修復が間に合わず、自律神経のバランスが崩れます。
③花粉症

花粉症の原因となる「スギ」・「ヒノキ」は2月の後半〜4月までの春に飛散のピークを迎えます。
花粉症は身体の免疫機能が花粉などのアレルギー物質に対して過剰反応することで起こります。冬の間、寒さで固まった身体は血液の循環が悪くなっており、春先の気温差によって負担がかかると、自律神経のバランスが大きく崩れます。その状態で免疫機能が過剰に反応するので、身体が疲れやすくなったり、眠気やだるさを感じやすくなります。
春の自律神経の乱れ対策と予防について

自律神経が乱れやすい春先でも、健康な状態を維持するのに以下の3つの要素が重要です。
- 栄養(普段摂取している食事、食材)
- 休養(日光の光と腸内環境を整える)
- 運動(汗をかくことでのデトックス)
この3つの要素で、重要なポイントを解説していきます。主に日常生活で取り入れやすい方法を紹介しています。
①春の食材で身体の毒素をデトックス

春は、身体の毒をデトックスが活発な季節。厳しい寒さに耐えるために蓄えた脂肪(脂質)、砂糖、動物性食品などが身体に溜まったままデトックス出来ていない方が多いです。春になると、気温も上がっていくことで新陳代謝が活発になるので、滞った血液や気のエネルギーを巡らせて、冬に溜め込んだ毒素を外に排泄する食材がオススメです。特に春はにんにくの芽、ふきのとう、もやしなど山菜や野草など強い苦味のある芽の食材でデトックスすると良いでしょう!

他にも花粉症の原因の一つに、腸内環境のバランスがあります。デトックスを意識した食材の摂取も大事ですが、普段から発酵食品や乳酸菌を意識的に摂取し、腸内環境のバランスを整えて、排泄機能を高めておくことで花粉などのアレルギー物質による免疫の過剰反応を抑制することにつながります。

春は「排泄」する季節ですので、季節に応じた旬の食べ物を摂取することを心がけることで、春の自律神経の乱れを未然に予防することができます!
②太陽光と腸内環境で睡眠の質UP


朝起きたらカーテンを開けて
太陽の光を浴びるのがオススメ!
セロトニンとメラトニンというホルモンは聞いたことがありますか?
良い睡眠・目覚めの良い覚醒をするには、この2つのホルモン分泌のリズムを整えることが重要です。
このリズムを概日リズムと言い、太陽の光を浴びることで目の網膜が刺激されセロトニンが活性化、およそ15時間前後にメラトニンが分泌されて、体内時計を正常にしてくれています。現代はスマホやパソコンによる脳疲労が問題となっており、睡眠の質を著しく低下させています。太陽光を浴びて、セロトニンとメラトニンのホルモンを活性化させることが自律神経のバランスを整えるのに最適です。
幸せホルモン「セロトニン」
このホルモンは俗に「幸せホルモン」と呼ばれるもので、神経の安定化・感情をうまくコントロールすることに深く関わっています。朝にスッキリ起きるためには、このセロトニンが必要不可欠で、ホルモンの活性化により大脳に働きかけて覚醒状態をコントロールしています。
睡眠ホルモン「メラトニン」
脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる場所から分泌されます。自然な眠りに誘う作用があり「睡眠ホルモン」と呼ばれております。メラトニンは目覚めてから14〜16時間後に分泌が始まり、徐々に深部体温が下がっていき自然と眠気を感じるようになります。
体内時計 = 概日リズム(サーカディアンリズム)
体温やホルモン分泌を調節している体内時計は、25時間周期で働いています。1日の時間は24時間ですが、この僅かな時間のズレを調整するのが日光です。毎朝、朝日を浴びてセロトニンを活性化、夜はメラトニンの活性化によって睡眠・覚醒のリズムが整います。
③運動でセロトニンを活性化


適度な運動でホルモン活性化!
適度な運動の代表的なものとしてランニングやヨガなどの有酸素運動があります。有酸素運動を20分ほど続けると、先ほどの幸せホルモン「セロトニン」が活性化しやすいとも言われています。適度な運動はストレス発散や基礎代謝の向上に役立つので、適度に汗をかくことは自律神経のバランスを保つのに有効です。朝イチに太陽の光を浴びながら、ラジオ体操で身体を動かしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
春の季節は、東洋医学の考え方で排泄機能が高まる時期になります。寒い時期に溜め込んだ栄養や毒素を吐き出すにはうってつけの時期ですが、排泄機能が弱っていたり、自律神経の乱れを感じやすい方は、花粉症と合わさって体調を崩しやすい時期でもあります。春先に体調を崩さないようにするには以下の3つのポイントを生活習慣に無理のない範囲で取り入れることがとても重要です。
- 栄養(普段摂取している食事、食材)
- 休養(日光の光と腸内環境を整える)
- 運動(汗をかくことでのデトックス)
opt.鍼灸整体院は自律神経専門の体質改善を目的とした鍼灸整体院です。上記のポイントを実践しつつ、お身体の状態に合わせて鍼灸・整体などを組み合わせて施術を行うことで、身体の状態をより良くすることが可能です。
冬の疲れを残したまま、春を迎えると自律神経由来のさまざまな症状が出てきます。今まで春先の不調に悩まされていた方や今現在もお困りの症状がありましたら、まずは当院にお気軽にご相談ください。その上で「栄養」「休養」「運動」を日常に取り組んでみましょう。