opt.鍼灸整体院では、季節に合わせた健康情報を、東洋医学と西洋医学の両面から毎月お届けしていきます。
日々の揺らぎを無理に整えようとせず、やさしく受け止めるヒントとして、ぜひお役立てください。
今回は「6月の養生」をテーマに、 梅雨の季節へと移り変わるこの時期に起こりやすい、心と体の変化を整えるセルフケアをご紹介します。
梅雨のゆらぎに振り回されず、内側の「水はけ」をすっきりと整えながら、 軽やかで安定した心と体で過ごすためのヒントをお届けします。
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梅雨の恵みを受け入れる、
6月の養生(東洋医学の視点から)


梅雨の季節、世界は深い湿り気に包まれます。
東洋医学において、この時期の過剰な湿気は「湿邪(しつじゃ)」となり、私たちの体をむくませたり、思考を鈍らせたりします。 雨の日が続くと心が沈むのは、あなたの心が繊細に環境を感じ取っている証拠であって、決してあなたのせいではありません。
この時期は、無理に活動範囲を広げようとせず、家のなかで「巡り」を整えることに専念しましょう。



雨の日は、体の中の淀んだ水を入れ替えるようなイメージで過ごしてみるのがおすすめです。ハトムギ茶を飲んだり、ゆっくりとお風呂に浸かって汗を流したりして、内側をいたわってあげましょう。
6月の体の特徴
外の湿気が体に入り込み、特に影響を受けやすいのが「脾(ひ)=胃腸の働き」です。 胃腸の調子が乱れると、体内の水分をスムーズに巡らせることが難しくなり、余分なものが溜まりやすくなってしまいます。
だからこそ6月は、体内の水分をスムーズに巡らせ、余分なものを「出す」ケア、つまり内なる「水はけ」を良くすることを意識していきましょう。



湿気は胃腸を傷めやすいため、甘いものや脂っこいものは少しだけお休みしてみてください。雨音をBGMに、自分の内側の水分バランスを整える。それは、まるで庭の土を耕し、水はけを良くする作業に似ています。
おすすめのセルフケア ①|
「除湿」を助ける食材を選ぶ
体の内側をカラリと整えるために、日々の食事で胃腸の「陽気」を守り、水分代謝を助けてあげましょう。
- 余分な水分(湿邪)を排出する食材
ハトムギ(ヨクイニン)、小豆、トウモロコシなどを日々の食卓に。手軽に飲める「トウモロコシのひげ茶」もおすすめです。 - 胃腸を冷やさない工夫
お腹を冷やす生野菜や冷たい飲み物は控えめに。温かいスープや蒸し料理を選んで、胃腸を内側から温めてあげてください。
おすすめのセルフケア ②|
水分代謝を促す「ツボ」を刺激する
水分代謝を促し、健やかな胃腸を保つためにおすすめのツボです。 雨音を聴きながら、呼吸に合わせて優しく、痛気持ちいい強さで押してみてください。


陰陵泉(いんりょうせん)
- 場所: スネの内側を骨に沿って足首から膝へすり上げていき、膝の下で指が止まるところ(骨のくぼみ)。
- 効果: 体内の余分な水分を排出し、下半身のむくみや重だるさをスッキリさせる「除湿」の特効穴(ツボ)です。
6月の「心のお守りフレーズ」
心が雨模様の日に、そっと唱えて心の余白を作る言葉です。
「外の雨が景色を洗い流すように、私の内側も、静かに、クリアになっていく。」
雨を潤いの恵みと捉え、自分の内側をクリアに透き通らせていく。 そんな、静かで浄化に満ちた時間を過ごしていきましょう。
6月の過ごし方のヒント


春から初夏にかけて外へと広がっていたエネルギーは、梅雨の訪れとともに、一度私たちの「内側」へと深く向かうようになります。
その流れの中で感じる、体が重だるくなったり、心がすっきりと晴れなかったりする変化も、自然なバイオリズムのひとつです。
大切なのは、外の天気に合わせて無理に元気に振る舞おうとしないこと。
雨の日には雨の日の速度があるように、自分のペースを少し落として、内側の水分バランスをいたわりながら過ごしていくことで、やがて梅雨が明ける頃には、体も心も自然と軽やかさを取り戻していきます。
川添が執筆した記事
このブログは、日々たくさんの方の体に触れながら、「もっと日常の中で、自分をいたわるヒントを届けたい」
そんな想いを持つ、opt.鍼灸整体院のスタッフが書いています。






